ロルフィングBefore After写真

写真は姿勢や動きの、ある一部分を切り取ったものであり、実際の姿勢や動きというものは連続したものなので、写真でご自身の変化を見てみたいというクライアントさんの希望がある時以外は写真は撮っていないのですが、今回クライアントさんのご希望があり写真を撮って各セッションの変化を改めて視覚化して見てみると、凄く変わっているのが見てとれて面白いなと思い、許可を頂いて掲載させて頂きました。

 

下の4枚は、左がロルフィングを始める前、右が表層セッションの締めであるセッション3終了後の写真です。

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ロルフィングは基本的には10シリーズになっており(単発でのセッションも可能)、まだ3回目が終わったばかりですが、誰の目から見ても姿勢が整っている様子が見てとれますね。(身体の変化には個人差があります。)

 

僕がいた医療の世界では、下の写真のようなラインに身体の各部位が配列されているかどうかが姿勢評価の1つの基準になっています。

1つの基準を持って身体をみるということは、こと情報共有が重要な医療の世界では、凄く大事なことだと思いますし、物事をシンプルにみれるかなと思います。

 

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上の4枚の写真をご覧になって頂いてもわかるように、身体のバランスが整ってくると、このライン上に身体の各部位が戻ってくる事には違いないと思います。

 

ただ、僕たちは当然皆違う身体を持っています。

違う国、地域で生まれ、同じ国に生まれたとしても、母親や父親が違えば、違う学校に通い、違うコミュニティで育ち、違う会社で働きます。

 

なので当然身体の使い方のクセやパターンが違ってきますし、思考のクセやパターンも違います。

ロルフィングで重要視しているのは、身体をただ上のようなラインに配列する事ではなく、その人にとって1番楽な姿勢や動きは何なのかをロルファーとクライアントさんが一緒に探していく事です。

それは時にはロルファーの手とクライアントさんの身体を通じての会話の中での探求かもしれないし、時には動きを通して探していきます。

 

僕達のからだには感じる力があります。僕達の姿勢や動きは、皮膚や筋肉、結合組織の中にある感覚を感じるセンサーを通した情報により、常に脳でマッピングされ、情報がアップデートされ続けています。

そしてロルフィングで主に扱う筋膜にはその感覚を感じるセンサーが筋肉の10倍ほど含まれていると言われています。

肉体をただ物理的に扱うだけでなく、感覚を通して身体の変化を感じていくロルフィングでは、目に見える変化、見えない変化含め、こちらがびっくりする程の変化が起こり毎回驚かされています。

 

これが正しいからこういう姿勢をとりなさい、こう動きなさいという答えを当てはめず、感覚というものを通して答えのない解を探していく、それを共有するロルフィングのプロセスは本当に楽しいです。

 

これから始まるコアセッションでこの方が更にどう変化していくのかが楽しみでしょうがないです!