セミナーで知識やテクニック以外で大事にしている事
ロルファーと他の治療家さん等の違うところの一つとして、ロルファーの身体感覚と、それを養うためにかなりの時間を割いている事だと思っています。
理学療法士、柔整師、鍼灸、AT等様々な知識やテクニックを熟知している方々とご一緒させて頂く機会も増えてきましたが、やっぱりロルファーさんは身体感覚が優れているなと思います。
施術者の身体感覚が優れてくると、クライアントとのバウンダリーを明確にできる事や、自分自身の身体の正しい使い方を知る事で、より効率よくクライアントにエネルギーや圧を加える事ができるからだと思います。
施術者が力んでいたら、クライアントもリラックスできず、身体の深くまで入れない時もあります。
逆に施術者の状態が良ければ、何もしなくてもクライアントの身体は変化していってくれると、ロルフィングをしてて強く感じます。
また、身体の力が抜ける事で、手の感覚もよくなります。
ロルファーになってから整形外科的テストを行うと、エンドフィール等がすごくクリアになりました。
ロルフィングで主に扱っている筋膜についての扱い方やテクニックを学びたいという方は多いと思いますが、自分の身体感覚に意識を向けている方はまだまだ少ないと思うので、そんなところも少しセミナーで伝えられたらと思いながらやっています。