たかがからだ、されどからだ
僕たちは自分たちのからだを通じて日々の生活を送っています。
僕のロルフィングの先生は、身体感覚に意識を向けるという事は、その場、今にいる事だと言っていました。
今を生きていくという事は難しい事だと思います。僕も過去の事を引きずっていたり、未来の事を心配したりする事にエネルギーを使ってしまう事もあります。
でも、ロルフィングに出会ってからは、自分の身体に目を向けられるようになりました。それが自分自身の今現在を生きるという事の大きな助けになってくれています。過去や未来にあまりとらわれないようになると、からだに自然な流れが生まれるような気がしています。
人の感覚には、人それぞれが人生の中で構築してきたパターンがあります。人はその自分のパターンにはなかなか気づかないで生きていますが、ロルフィングなどで、違う自分の感覚がわかると、自分のパターンやクセに気がつく時があります。
感覚が変われば、動きが変わり、意識も変わる。
意識が変われば、行動も変わり、人生も変わる。
僕の尊敬するロルファーさんがおっしゃっていた言葉ですが、何も変える必要がない人や、今のままでも十分だという人もいると思います。
必ずしもロルフィングを受けて、新しい感覚を得る事が良い事だとはいえない人もいるのかもしれませんが、僕には色々な選択肢や、今まで見えていなかった世界が見えるようになってきましたし、クライアントさんの心からの笑顔を見ていると、多くの人にとっては大事な瞬間なんだと思います。
一生付き合っていく自分のからだが、どのように構築されていったのかを知り、自分自身と向き合うきっかけが、ロルフィングの一つなんだと思います。
今年も残すところ、一ヶ月となり心身ともにせわしなくなる時期ですが、少しでも自分自身のからだに目を向ける時間を取ってもらえれば嬉しく思います。
ロルフィングの説明は下記リンクをどうぞご覧ください。